中古のスマホを買う場合や、携帯が強制解約になって他社のSIMを使う場合ですが端末が他社で使うことができるかを確認する必要があります。
というのも、端末によっては「赤ロム」になってしまっており、携帯が使えない状態になっている可能性もあります。
こちらの記事では、具体的に「赤ロム」とはなにか、「赤ロム」の確認方法を詳しく記載いたします!
赤ロム、白ロム、黒ロムの3種類について
スマホには赤ロム、白ロム、黒ロムと3種類あり、それぞれどういった状況かを示しています。
この各ロム状態によって携帯が他社で使えるか使えないかが詳しくわかるといったものになります。
「ロム」の意味は?
ロムとは、スマホの端末のことを指しています。そして赤、白、黒といった色はスマホの現在の状態をあらわしている言葉になります。
「黒ロム」が通常の状態
「黒ロム」とは、SIMカードが入っており、電話やインターネットが使える状態の携帯端末(スマホ端末)のことです。
通常携帯で電話やネットをしている端末、つまり私達が日常に使っている端末のことを黒ロムと言います。
中古で買うなら白ロムの端末じゃないと使えない
白ロムとは、SIMカードが入っていなく、規制が掛かっていない端末のことを言います。
中古で購入する際に白ロム以外の端末を買ってしまうと、使うことが出来ません!
必ず、白ロムかどうか確認した後に携帯端末を購入しましょう!
赤ロムは絶対に買ったらだめ!
赤ロムとは、携帯の端末代金に未払いがある場合などの理由で、携帯キャリア各社から利用制限をかけられてしまっている携帯端末のことになります。
全ての携帯端末は購入時に一括で支払いを完了していない場合、すぐには白ロム・黒ロムにはなりません。
携帯キャリアが支払いが滞っていない際には使えるように手配をしてくれています。
その代わり、携帯代金を支払わないと赤ロムとして携帯が使えなくなってしまいます。
スマホが赤ロムになる原因は2つ!
・分割払い(割賦)で購入したが、携帯端末の支払いが滞っている。
・端末を不正に取得した
赤ロム状態かどうかは、IMEI番号を確認しないとわかりません。
中古のスマホを買う場合は、次の赤ロムの確認方法という項目でしっかり確認してから購入しましょう!
特に、メルカリなどで買う場合は、赤ロムではないか確認した後に買わないと使えない端末をもらうだけになってしまいます。
赤ロムの確認方法
ここまでで、説明した通り未払いなどでキャリアから携帯を「赤ロム」にされている場合ですが、端末には利用制限がかかってしまい、通信も通話も一切することができません。
そのため、中古のスマホにSIMカードを入れても「圏外」のまま変わらない場合は、赤ロムの可能性があります。
また、中古のスマホの場合、現在通信が出来ていても元の所有者が端末の残債の未払い、不正な契約等をして手に入れた端末は、後から赤ロムになる可能性もありえます。
そういったことがないように、購入する端末または既に購入した端末がどういう状態か確認しましょう
※携帯代金未納で強制解約になった場合も、携帯端末が赤ロムになる可能性があります。
強制解約になった場合で端末が未払いがある可能性がある人も端末のIMEI番号を調べましょう
①製造番号(IMEI)を確認する
ロムの状態を確認するには、まず製造番号(IMEI)を確認する必要があります。
製造番号の一番簡単な方法は以下の通りです。
1、確認したいスマホで電話アプリを開く
2、キーパットで「*#06#」と入力する
3、15桁のIMEI番号を確認する
ただしiPhoneの場合は、このIMEI番号をコピーすることができません。
その為次の方法で確認するほうが無難です!
別の確認方法
iPhoneの場合:「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」で表示されます。長押しするとコピー可能です。
Androidの場合:機種によって多少異なりますが、「設定」→「システム」→「端末情報」などで確認が可能です。こちらも長押しするとコピー可能です。
ガラケーの場合:電池パック等はめ込み部分に記載されていることもあります。
今後これから中古でスマホを購入する場合は、IMEIを確認させてもらいましょう。
②ネットワーク利用制限チェッカーを使う
AU、ソフトバンク、Docomo、楽天モバイル、Y!mobile、mineoの端末であればこちらの下のサイトに
ネットワーク利用制限チェッカーにIMEIナンバーを入れて30秒ほど待てば結果が出てきます!
https://snowyskies.jp/imeiChecking/
結果はこんな感じ
この端末は、Appleから直接買っている端末のため、IMEI番号はすべて「ー」となっています。
③判定結果を確認する:◯の場合は白ロムでネットも電話も使える!
IMEIナンバー(番号)を入力すると以下の4つの状態が出てきます。
各状態によって、端末が使えるかどうか分かるのでそれぞれ確認しましょう
判定結果 | 状態 |
〇 | 問題なしで利用可能
(支払い完了した携帯電話、不正契約の場合にのみ赤ロムになる可能性あり) |
△ | 利用可能
(現在分割払い中のため購入は避けるべき、赤ロムになる可能性あり) |
✕ | 利用不可の端末
(赤ロムの状態で絶対に購入してはいけない) |
- | 確認不能
(対応していないキャリア、メーカーで購入した端末) |
「〇」の表示の場合は白ロム:既に支払いが完了している端末(スマホ)のため、赤ロムになる可能性は少ないです。ただ極稀にですが、不正取得の場合にのみ赤ロムになる可能性はあります。ほとんどの場合は赤ロムになりません!
「△」の表示の場合は半白ロム:この場合は現在は利用可能ですが、分割の支払い途中になります。そのため、今後支払いが遅れたり、支払いが止まると赤ロムになります。中古の場合は、赤ロムになる可能性があるため購入しないようにしましょう。
「✕」の表示の場合は赤ロム:✕状態のスマホは端末に制限がかけられています。一切電話もネットも使えません。そのため絶対に購入しないようにしましょう。※ただし他キャリアでは使える可能性があります。ドコモ端末の場合はAUであれば使える可能性もありますが、基本使えないと思った方がいいです。
「-」の表示の場合は確認不明:確認が出来なかった場合にのみ表示されます。こちらのIMEIチェッカーでは確認できない端末のため、現状はどういう状態かわかりません。中古であれば買わないのが無難です!
赤ロムを手にするな!赤ロムのリスクを避けるポイント
赤ロムを避けるにはどうすればいいのか?について解説していきます
赤ロムかどうかについてはかなり簡単に確認することができるので、ポイントを2つ抑えておけば問題ありません!
1、信頼できる販売店から購入する。
イオシス、ゲオオンラインストア等のサイトは赤ロムに対して永久保証をしています。
例えば、買ったときは白ロムであっても、後から赤ロムに変わる可能性もあります。
その為、そういった場合でもちゃんとしている会社であれば全て保証をしてくれ、赤ロムになった場合は交換対応をしてくれることがあります。
2、フリマサイト、ネットオークションではIMEIを確認する
フリマサイトやネットオークションなど、個人間での取引だと赤ロムの保証は一切ありません。最初、購入時には赤ロムでない状態であっても後から赤ロムになることは十分にあります。
赤ロムになったとしても、特に対処方法がないため新しい端末を買うしかありません。
その為、必ず個人から購入する場合は必ず「IMEI」番号を確認し、問題ない「◯」状態か確認しましょう。
※それでも何かしら問題がある可能性もあるので、できる限りちゃんとした会社から購入するのがやっぱりおすすめです。
赤ロムでSIMカードを使う方法
赤ロムの使い道ですが、基本的にはありません。特に、携帯代金を未納で強制解約になった場合、他社で新規契約をしようとしてもその端末が使えるかどうか不明なことが多々あります。
噂によると他社であれば使える?
噂によると、SIMロックが解除されている端末であれば他社端末で利用することが可能とのことです。ドコモ端末の場合、AUやソフトバンクのSIMであれば使える
AU端末の場合、ドコモやソフトバンクのSIMであれば使える
ソフトバンク端末の場合、ドコモやAUのSIMであれば使える
という噂があります。おそらくこの通りでSIMフリーであれば他キャリアの端末であれば使えます。
審査なしの携帯を契約する場合はドコモSIMのみ!
筆者の調べた限りですが、1回携帯の審査が落ちた人は大手キャリアだけでなくMVNOでもほぼ契約することができません。そのため審査不要の「だれでもモバイル」「だれモバ」でのみしか契約出来ないのではないかなと思います。
だれでもモバイルの場合ですが、ドコモSIMを使っているため、ドコモの端末ではネット回線を使うことができませんが、AU、ソフトバンク系列で買った端末であればおそらく携帯端末を利用することができます!
まとめ
中古でスマホを購入する場合は赤ロムに注意が必要です。
中古端末では、前のユーザーがどんな人かわからないためいつ赤ロムになるかわかりません。
そのため、中古の携帯の電話を購入する場合は赤ロム保証をしてくれる大手企業から購入するのがベストです。
ただ、やすさ故に個人間の取引をする場合もあると思うので、その場合は、IMEI番号が「◯」のみの端末を購入し、「△」や「✕」の端末は一切避けるようにしましょう!